2009/3/2

ただ今オスロは冬真っ只中、今年は雪がかなり積もっています。子供達は近所の空き地でソリ遊びに興じて楽しそう。
何だかご無沙汰し過ぎてしまって、どこから更新してよいのやら・・・という調子ですが、まずは溜まってしまった演奏会のご報告をさせて頂きたいと思います^^

左:2008.7.5 トロルハウゲン・コンサートシリーズ(ベルゲン・グリーグハウス)
中:グリーグの作曲小屋(ハルダンゲルフィヨルド・ロフトフース)
右:ハルダンゲルフィヨルド


2度目となったグリーグハウスでのリサイタル。今回は演奏会後、グリーグが夏の間好んで滞在したというハルダンゲルフィヨルドのロフトフースという街まで足を延ばしてきました。ロフトフースはノルウェーで最も果樹栽培が盛んなところで、グリーグはここに自宅の離れと同じような作曲小屋を設けて名曲を生み出しました。
いつか演奏会などでその様子もご紹介できたらなあと思っています。


2008.7.26 グリーグピアノソロ作品全曲演奏会 Vol.2(ハクジュホール)

Photo by Hiroaki Yamashita
大事な大事なこのシリーズ、とっても音響のいいホールで演奏できて幸せでした♪
今回はいつも以上に沢山の方に支えて頂いたことに心から感謝します!


左:2008.8.17 あさおランチタイム・ネットワークコンサート(桐光学園)
右:2008.11.25 花・コンサート(高津区役所)


地域に根ざしたコンサートはいつもスタッフの方々の情熱に心打たれます。
私も頑張らなくては!
会場の皆さんのアットホームな雰囲気も大好きです♪

***

早いものでオスロ留学も終盤を迎えました。2年というのはあっという間ですね。
何をするにも勝手が分からずのろまだった一年目に比べると、二年目は本当の意味で勉強の年です。
初めは音の出し方にしても試行錯誤の連続でしたが、昨年の夏頃からようやくノクレベルグ先生流の“超脱力法”(今勝手に命名しました^^;)が本番でも使えるようになってきた気がします。
それは私にとってグリーグについて学ぶのと同じかそれ以上に大切なことで、どうしても知りたかったことです。
ドイツで奏法を”改善した”のとはちょっと違って、今回は”改良を加えた”と言ったほうが合っているかも知れません。たまたま脱力とグリーグ両方のエキスパートであられる先生に巡り合ったなんて、未だに信じられないくらいです!
それに先学期は何と言ってもアンスネスやギムセといった一流の演奏家のレッスンを受けられたことが刺激になりました。

そして、二年目の良いところは必修が減って選択科目が増えることです。
せっかくなので以前から興味があったフォルテピアノを始めました♪他にリート伴奏、声楽、演奏家のためのエクササイズ等を履修しています。毎日何かしらのレッスンが入っているような状態で準備は大変!一週間が終わる頃にはもうくたくたです。

それに加え、ここで修士課程を終えるにはマスタープロジェクトとして2度のリサイタルとそれに関連した論文(ショートペーパー)が必要で、言葉のハンディがある者にとってはかなりの負担になります。実際、私もペーパーの準備を抱えながらピアノの練習をやり繰りするのに四苦八苦している最中です。。。
とにかく今は目の前にあることから一つずつやっていこうと思います!


2008/5/16

ご無沙汰しております。またまた3ヶ月ぶりの更新となりましたが、皆様お変わりありませんか。

4月末頃からオスロもようやく春らしくなりました!暗くて寒くて孤独で本当に鬱になってしまうのではないかと思った一年目の冬が終わり、安堵と嬉しさでいっぱいです。
そしてやっと学生の一員として違和感を感じなくなってきました。毎回恐れていた演奏解釈の授業でも無事に演奏発表を終え、言葉の分からない幼児が大学に通っているような場違いな感覚からすっかり開放されました。よく考えてみたら(考えなくても)皆年下ばかりなのですが^^;

ノルウェー語には耳が随分慣れましたが、実際にはまだあまり使い物にはなっていません。ノルウェー語で授業を受けてはいても、概念で理解しているので単語が全部分からなくても何とかなっている状態です。ドイツに留学したときもドイツ語がおおよそ理解できるまで一年、会話のキャッチボールができるようになるのに二年くらいはかかった記憶がありますので、そのつもりでのんびり構えています。

とは言え、二週間後に単位のかかった口答試験が迫っているので、実はのんびりもしていられません。これは音楽史・音楽理論・音楽美学のうち当日テーマを指定されるというもので英語で受けられるのですが、肝心の英語が・・・。とにかくノルウェー語よりはまだできるので、何とか丸暗記するつもりで頑張ります!(汗)


以下は3月にあったリサイタルの写真です。

2008.3.5 ノルウェー国立音大にて リサイタルの後に


2008.3.12 大倉山水曜コンサート


そして、先月より7月26日ハクジュホールのチケットが発売になりました。
年内の演奏会スケジュールも色々決まり、あとは前進あるのみです。
7月初めには昨年に続きベルゲン郊外にあるトロルハウゲンのグリーグハウスで再び演奏させて頂けることになりました!初出演はもちろん嬉しいですが、二度目に呼んで頂けるのはもっと嬉しいです!
毎日睡眠以外は大学にいるような生活ですが、太陽さえ出てくれれば苦になりません^^これからノルウェーの最もいい季節を謳歌したいと思います。


2008/2/17

気が付けば前回の更新より再び3ヶ月です!オスロでの生活にはすっかり慣れた部分と、まだ言葉の面などで不自由な部分がありますが、お陰さまで元気に暮らしております。ノクレベルグ先生のレッスンには毎週違ったレパートリーを準備していくため初めはそればかりに囚われてバタバタでしたが、最近は少しずつ、何を聴いて頂いても大きな流れで考えれば・・・という気持ちになってきました。
先生はドイツの音大と行ったり来たりで教えていらして、他にも演奏活動、コンクール審査等に常に携わるなど想像もつかないくらい多忙な方なのですが、レッスン自体は大変ゆったりと落ち着いて進められています。それはそのお人柄とオスロの静かな環境もさることながら、先生の完璧なタイムマネージメントによるものではないかと思われます。どんなにスケジュールが詰まっていても、その時々にすべきことに全力投球されているようにお見受けします。レッスン中は電話にも一切出られませんし、訪問者も無し。次の時間の生徒もドアが開くまで部屋の外で待機、というほどその時間の生徒に集中してレッスンされます。その中で雑談や音楽にまつわる色々なお話もしてくださいますし、一人ひとりを大切にするノルウェー精神に則ったやり方なのだなあと感じています。
日々思うことが多すぎてこちらでの様子をうまくお伝えすることが難しいのですが・・・。願わくば演奏を通して色々感じ取って頂けるようになりたいものです^^

大変大変遅くなりましたが、以下は昨年暮れに行われたコンサートのご報告です。

2007.12.16あさおランチタイムコンサートスペシャル(麻生区役所)

オペラ研究会、サックスフォン四重奏、ハーモニカの方も交えて賑やかで楽しいコンサートでした。お客さまが至近距離!

2007.12.19アトリウムミニコンサート(練馬区市役所)

大変素敵なアトリウムでした。前夜のリハーサル時より寒くて衣装の選択にちょっと後悔。。。一瞬、コートを羽織ろうかと考えましたが・・・(笑)乗り切りました!


2007.12.26キール(ドイツ)の教会にてリサイタル

ベツレヘム教会でのリサイタルも3回目を迎えました。今回はクリスマスソングを皆さん一緒に歌っていただくコーナーを設けてみました♪

グリーグイヤーの昨年、地元紙にこのベツレヘム教会とグリーグの記事が大きく取り上げられました。
(↓画像をクリックできます↓)
木組み建築(Fachwerkbau)のベツレヘム教会は1875年に建てられ、1987年よりシュレスヴィヒ・ホルシュタイン州の文化財に指定されているそうです。
そして、この教会のあるキール市は、何とグリーグが亡くなる前、人生最後のコンサートを行った街なのです!ここでリサイタルを始めた2005年当時私はそうとは露知らず、グリーグイヤーに向けて色々見聞きするうちにこのことを知りましたので、ご縁というか何と言うか・・・とにかく驚いたのでした。グリーグイヤーをここキールの演奏会で締め括れたことを大変光栄に思います♪


2007/11/4

3ヶ月振りの更新となりました。皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか。
大学院の授業が始まって約2ヶ月。右往左往しながらもようやくこちらの生活に一通り慣れてきた気がします。ノルウェーでの日常についてはブログの方に譲ることにして、ここではピアノ限定で綴っていきたいと思います。
まずは留学生活が始まる前のご報告から。
日本を離れてからまず8/11に念願のトロルハウゲンでのリサイタルがありました。これは毎年夏の間、グリーグの家に併設されたホールで開催されているコンサートシリーズの一環で、観光客も大勢訪れます。珍しい晴天も手伝って、素敵な午後のひとときを過ごさせて頂きました^^
トロルサーレンというこの瀟洒なホールは、客席からステージを見下ろすとガラスの向こうにフィヨルドが広がります。グリーグの作曲小屋も見えるステージでのコンサートは演奏者にとっても感無量のシチュエーションでした。



コンサートの後は興奮を残したままザルツブルクに移動し、これからオスロでお世話になるアイナル・ステーン・ノクレベルグ先生が教えていらっしゃるサマーコースへ向かいました。
先生とお会いするのは初めてでしたが、普段ドイツ語でレッスンされていることから通訳のお手伝いなどもさせて頂き、レッスンにもすぐ馴染むことができました。


ノクレベルク先生と

ザルツブルクに着いてから今年は「日本の作品賞」というのがあると知らされ、付け焼刃で邦人作品を演奏して本当に賞を頂いてしまったという嬉しいハプニングもありました♪
次回はノルウェーでのレッスンの様子などもレポートできればと思っております。


2007/8/3

留学まであと残すところ数日、準備も大詰めです!担当教授が決まり、住居も確保し・・・と一応順調に事が運んでおりますが、心配事がひとつ。滞在許可がまだおりていないのです。去年は約一週間というスピード発行で大使館の方にも驚かれたほどでしたが、今年はどういうわけか目安の2ヶ月をとっくに過ぎても音沙汰無し、、。大使館の担当者も夏休みなのでひたすら待つしかありません。とりあえず入国はできるので大丈夫とは思うのですが、行く前からノルウェーペースです^^;

さて、出発前最後のイベントとしてコンクールの予選審査に行って参りました。これまでコンクールの審査というと大学生以上ばかりでしたが、今回は初めて小学生から一般までの全部門を聴かせて頂き非常に勉強になりました。最近の奏法のトレンドみたいなものを垣間見れた気がします。ヨーロッパ帰りの先生が増えているためか、小学生の中には日本人離れした奏法がちらほら見受けられ嬉しくなりました。それと同時に、小学生のうちに奏法の方向付けをしておかないと、大きくなって曲が難しくなるにつれ指を動かすことに気を取られて根本的な勉強がしづらくなるということも痛感させられました。指を鍛える前に耳(音質を聞き分ける)を育てることが不可欠ですね!
充分刺激を受けたところで、私も自分の生徒さんにそれを実践したいのですが、2年の不在は大きいです・・・。実際、当初は2年間も代理の先生との間を行ったり来たりでは生徒さんの負担になるのではと思い、教えることは諦めて旅立とうと思っていました。ですが「一時帰国のときだけでも」と待っていてくださる方がいらっしゃること、どうしても伝えていきたい奏法があることを考えると途中で投げ出す気にはなれず、細々と頑張らせて頂くことにしました。

一人でも多くの方に音質の違いに気づいて欲しい、という気持ちは今回の審査体験で一層強くなりました。時々奏法に関するお問合せも頂くようになり、弾き方で迷っていらっしゃる方は趣味の方を含め案外多いのではという気がしています。希望者が集まれば一時帰国のときにはプチセミナーをさせて頂くことも考えておりますので、もしご興味がおありでしたらご遠慮なくこちらまでご意見などお寄せください。

少し前になりますが、6月23日に行われました日本・ノルウェー音楽家協会の演奏会の画像をupします。自由学園明日館講堂は重要文化財で、木の温もりがノルウェーを思わせる素敵な会場でした。


Photo by Hiroaki Yamashita

このあとオスロを経て憧れのベルゲン・トロルハウゲンのコンサートに出演し、二週間ほどザルツブルクのサマーアカデミーに寄ってからオスロでの勉強が始まります。落ち着くまでにはまだまだかかりそうですが、9月以降ブログを再開して日々ご報告できればと思っております。
しばらく修行の旅に出ますが、今後とも変わらず応援のほどよろしくお願いいたします!
冷夏かと思えばこの猛暑、どうか夏バテなどなさいませんように。


2007/6/15

皆さまご無沙汰しております!先月更新をお休みしたため今日はご報告がたくさんありますが・・・どうぞよろしくお付き合いください^^

さて、このたび「グリーグピアノ作品全曲演奏会Vol.1」が無事終了いたしました!
当日はあいにくの悪天候で昼間は空が割れるような雷雨(まるでグリーグからのお告げのよう)!果たしてお客様がいらっしゃれるのかしら・・・と心配でしたが、お陰さま盛会となりました。耳慣れないグリーグばかりのプログラムでしたが、かえってそれが新鮮だったというお声を沢山頂いて、大変だったけれどやって良かった!!と思えるコンサートでした。想像以上に北欧に対する関心というのは高いのかも知れません。お越しくださった方々、エールを送ってくださった方々、本当にありがとうございました。
今回、朝日新聞朝刊東京マリオン、月刊音楽情報誌「ぶらあぼ」6月号(写真右下)にも取り上げて頂きましたこと感謝いたします。

とりあえず手元にある画像をアップしてみます。



ところで、このたび調律を担当くださった横山彼得さんという方、大変味のある音作りをされます。その深みあるヨーロッパスタイルの調律に惹かれてお願いしてご紹介頂いたのですが、横山さんの方は既に私のCDをお持ちで演奏を聴いてくださっていたそうで、ご縁を感じずにいられません。
日にちが前後しますが4月に横山氏の工房でコンサートをさせて頂いた折の写真です。



♪ピアノ屋さんでハウスコンサート♪という題の通り、お客様がこんなに至近距離に!!!年代物のプレイエル、スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ザウターと、色々な楽器を使わせて頂き貴重な経験となりました。なかでもルノワールの絵画《ピアノを弾く少女たち》と同じモデルという、燭台付きのプレイエルが皆様の一番人気でした!

ヨーロッパの音と言えばもうお一方、バイオリニストの浦川宜也氏です。5月に芸大で大束省三先生がレクチャーをされた折に偶然演奏を耳にする機会があったのですが、出だしの音を聴いただけで衝撃が走りました。ヨーロッパ人以上にヨーロッパの音がして、レコードで知る昔の巨匠の演奏に接しているような感覚すら覚えました。プロフィールを拝見して、若くしてドイツに渡られた方と知り、納得です。お恥ずかしながら音大の先生というくらいの知識しか持ち合わせていなかったので、このような素晴らしい演奏家が日本にもいらっしゃるんだなあと感銘を受けました。

最後にもうひとつ。4月に行われました川崎田園都市病院でのコンサートの模様です。初めての病院でのコンサート、慣れないMCもありましたが少しでも春の雰囲気をお伝えすることができたでしょうか。。。



今日6/15はグリーグの164回目の誕生日です!関東地方もそろそろ梅雨、懐かしい雨のベルゲンの思い出が蘇ってきそうです。外出時はうっとおしいですが、ノルウェーでは「悪い天気というものは無い。あるのは悪い服装だけだ。」と言われているんですよ!
それでは、皆さまどうぞご自愛くださいませ。


2007/4/19

すっかり葉桜になり春も半ばを過ぎましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。
この春は海外からの来客をご案内がてら初めて千鳥ヶ淵の桜を見に行ってきました。

さて、今日はご報告が二つあります。
このたび8月より再びノルウェーへ渡ることになりました。今度はオスロのノルウェー王立音楽大学に2年間という長期戦です。学生の頃とはまた違い、いくつもの偶然や幸運が重なって実現する留学とあってその重みもまた格別のように感じられます。本当に無事旅立つことができるのか今からドキドキしてしまいます。

それからもう一つ、ベルゲンのトロルハウゲン(グリーグハウス)に於けるリサイタルシリーズ出演が決まりました!これは私のたっての夢で、記念すべきグリーグイヤーに実現するとは感無量です!!こちらは8/11(土)です。ベルゲン観光の際には是非お立ち寄りくださいませ^^

先月末から生徒達の発表会(皆さん大好演でした♪)を終え、少しずつグリーグイヤー関連のイベントなどに顔を出すことが増えてきましたが、中でも珍しいものに“記者会見訪問”というのがありました。これは、グリーグイヤーについての記者発表で、ノルウェー大使館にて行われました。グリーグにゆかりのある各方面の有識者がお話されたのですが、その中のお一人、大束省三先生がアイナル・ステーン・ノクレベルグ著「グリーグ全ピアノ作品演奏解釈」を3年がかりで和訳し、最近出版されたことを知りました。
全曲についての解釈を網羅した貴重なこの一冊、ドイツ語版は持っていたのですが何せ読むのに時間がかかってしまうので、早速日本語版を購入^^
読んでみると・・・大束先生の的を得た分かりやすい訳は素晴らしいの一言に尽きます。音楽、語学の両方によほど深く通じている方でなければ成せる業ではないと思いました。
それにしてもノクレベルグ先生の実践的でユーモア溢れる解説は非常に楽しめます。早くもお宝の一冊です。演奏することが数倍楽しくなりますよ!


大束省三先生と

さて、明日は6/10ルーテル市ヶ谷でのリサイタルのチケットが発売になります。「〜グリーグ没後100年に寄せて〜」と銘打ったこのリサイタル、実はグリーグピアノ作品全曲演奏会の第一弾でもあります。(この先何年かかることやら・・・)
ベルゲンのような近頃の空模様に、かの地を思い出しながら準備に励みたいと思います♪


2007/3/9

更新情報:コンサート情報をアップしました

月に一度くらいは更新を、と思っているのですが、短い2月をとうに通り越してしまいました^^;

前回の帰国から何だかエンジンのかからない無気力な日々。もしかしてこれが燃え尽き症候群というものかしら・・・という状態が最近まで続いていました。やらなくてはいけないことがあると分かっていながら身体が動いてくれないのは、何とも情けないものですね。ですが、こういうときはポジティブに考えて、、、留学で情報過多になった頭と身体を一度まっさらにして奏法も解釈も全て整理し直したいという理由(言い訳!?)もあったため、しばしの静養期間に。その裏で発表会を控えた生徒達には「もっと練習して〜!」なんて言っていたのですが(笑)

そろそろ春。ということでコンサートの予定も増えつつあり、少しずつ気力も増してきました。ピアノも丸一日かけて調整してして頂いて、また新たな気持ちで楽器に向かえるようになってきました♪


2007/1/26

遅ればせながら、今年もよろしくお願いいたします!
心機一転(?)、このページのレイアウトを上下逆にしてみましたが、如何でしょうか。

帰国して早3週間近く経ちました。テンポ感や情報量の違う日本の生活にすっかり引き戻され、既にノルウェーでの出来事が遥か昔のことのようです・・・。
帰国直後はお天気の良いのが嬉しくて毎日ルンルン気分でしたが、もうだいぶ慣れました。
今回は留学と言っても半年弱でしたので帰国後の逆カルチャーショックはさほどありませんが、部屋の残響や人の多さ、行動範囲、物価、食文化などには大きな隔たりを感じます。
特に食事の面では(寮でキッチンを8人でシェアしていたこともあり)今は天国のようです。美味しいものがいつでもどこでも手に入るし、食べることが楽しくて仕方ありません。。(運動しないと後が怖いです、ホントに^^;)
それにあちらで物を持たない生活にすっかり慣れてしまったため、物が溢れていることに戸惑いを感じています。もともと何でも捨てられない性分なのですが、今年はすっきり、シンプルな生活を送ることが目標です!

内面的にはノルウェーに行って人間に対して以前よりおおらかになった(ような気がする)反面、のんびりすることに罪悪感を覚えなくなってしまったので、少し日本で刺激を受けたほうがいいような気がしています(笑)

さて、昨年末にノルウェーとドイツで開催いたしましたリサイタルのご報告です。
まずはグリーグ・アカデミーにて、勉強の締めくくりとなった学内リサイタルの模様から。



恩師であるロッティンゲン先生はリサイタルの後、休暇に入ったにもかかわらず出発ギリギリまでご熱心に指導してくださいました。聞く所によると、ノルウェー人が休み返上で仕事をするというのは稀なんだそうで。。ありがたいことです。
先生とは年齢が一回りくらいしか離れていなかったせいか、レッスンでも一方的に教わるというよりは、相談相手みたいな感じで接してくださいました。最後のレッスンで「自分で分かっていることでも、時には誰かに言ってもらうことが必要なんだよね」とおっしゃっていらしたのが印象的でした。

***

クリスマスには一年前にも演奏させて頂いたドイツ・キールの教会でグリーグ・イヤーのプレ企画となるリサイタルがありました。演奏会数日前、思いがけず新聞に大きな写真付きで紹介されてビックリ!新聞効果で当日はプログラムが足りなくなるほどの盛況ぶりでした。あるのですねー、こんな事って。演奏家冥利に尽きる日でした。




でも喜ぶのはまだ早いですね!グリーグ・イヤーはこれからが本番です!!
3月には生徒さんの発表会も予定しているので、のんびりもほどほどに、気合を入れていかなくてはです。

2006.4.21の欄にディスクユニオンさんにて撮影の写真をアップしました。よろしければしければこちらもご覧くださいませ。

2006/11/15

コンサート情報をアップしました

皆様お元気でお過ごしでしょうか。
最近はブログの更新が主でHPの方はご無沙汰しておりました。
こちらベルゲンでは確実に冬の足音が近づいてきています。先月まで例外的に雨が少なかったことが11月に入ってからの荒天を一層憂鬱なものにしているようです。

ブログには以前書きましたが、 9/16にベルゲンに於ける現代音楽シリーズオープニングコンサートに出演しました。
詳細はこちらへどうぞhttp://blog.yoko-johannsen.com/?eid=360239#sequel


(写真左:会場となったUSF 右:K. Hvoslef氏とフルーティストと共に)

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早くも留学生活は大詰めを迎えました。当初は物価の高さや目上の人にもファーストネームで呼びかける習慣、至る所でカードキーや暗証番号が必要なシステム等に戸惑いもしましたが、最近ではすっかり慣れ快適に暮らしています。

ベルゲンは7つの山に囲まれた美しい街です。グリーグはここで生まれ、晩年郊外のトロールハウゲンに居を構えました。現在その家は博物館になっていてバスで手軽に行ける距離にあるため遺品や楽譜の展示を見たり、コンサートを聴くこともできます。
街の中心に位置するベルゲン市立図書館には彼の自筆譜も複数保管されており、グリーグを学ぶためには大変恵まれた環境と言えます。

グリーグアカデミーの様子はノルウェー第二の都市とは言え雰囲気的にはアットホームは田舎のコンセルヴァトワール、といった感じでしょうか。ノルウェー人学生ののんびりさ加減には驚かされることもしばしばですが、意欲さえあれば色々なことにチャレンジすることができるのが良いところです。
毎週の個人レッスンと合同レッスン・レクチャー、その他随時マスタークラス、演奏会などがある他、私はベルゲン大学のノルウェー語コースも受講しているので毎日があっという間に過ぎていきます。

ノルウェー語の響きはとっても独特で、歌のようにかなりの抑揚があります。発声もドイツ語のようにお腹からと言うよりは、上に響かせる感じでしょうか。。流れるようなメロディックな部分と、付点音符やスタッカートが混在しているところなどはまさにグリーグの音楽そのもののように感じられます。ドイツ語と文法、単語共に酷似しているためそれなりにドイツ語ができれば読み書きにはさほど苦労しませんが、その独特のイントネーションと数多い方言のため聞き取りは容易ではありません。授業で「今日はやけにディクテーションが難しいな〜」と思ったら方言だった、なんていうこともありました(笑)。国営放送のアナウンサーでもお国訛りでニュースを読むそうですから、テレビやラジオが分かるようになるにはまだまだ長い道のりかも知れません・・・。

さてピアノについてですが、さすがにグリーグアカデミーというだけあって、どの先生も必ずグリーグをレパートリーにお持ちです。毎週の合同レッスンでは持ち回りで各先生が教えてくださるので、複数の意見を伺うことができ私にとってはこの上なく贅沢なシステムです。
ときどきレクチャーでは男性の先生が「家庭を持って自分の時間が限られたらどう練習するか」などの講義をされたりして、さすが北欧!と思わずにはいられません。
街でも一人でベビーカーを押している男性がいる傍ら、女性が普通に大型バスの運転手をしていたりと、男女の差を感じることがありません。就職や進学の際も純粋に能力のみが査定され、結婚、妊娠、家族構成、健康状態などプライベートなことは一切問われないそうです。
そういえば、こちらに来て「結婚しているのに単身留学!?」という言葉は一切聞かれませんし、特に驚かれもしません。お陰で私は後ろめたい思いをせずに済んでいます(笑)

これからが気候的にも勉強的にも一番苦しいときです・・・が、折角のノルウェー生活!楽しむことも忘れないようにしたいと思います^^

2006/9/1

皆様ご無沙汰しております!ノルウェー・ベルゲンに到着して約3週間が過ぎました。未だ気候に身体がついていけないとぼやきながらもお陰様で充実した日々を送っています^^
予告通りブログも立ち上げましたので、よろしければこちらにもお立ち寄りくださいませ!
2006/8/5

6/23はHP開設一周年でした!あいにく一連の演奏会などで更新を逃しておりましたが・・・。こんなにのんびりしているにもかかわらず最近アクセスしてくださる方もちょっぴり増えていて嬉しいです♪

さて、先週をもちまして留学前のコンサートが一段落しました。ここで少し振り返ってみますと・・・

6/24東京芸術センター、7/13テレコムセンターは生誕250周年にちなみオール・モーツァルトプログラム。しかもソロ、デュオ、そしてコンチェルト(五重奏版)を一回で演奏するという欲張りなものでした。ただでさえ難しいモーツァルトの演奏。今回分かったことは、編成がコロコロ変わると気持ちの持って行き方が難しいということ。一曲毎にモード変換しなければいけないので、集中力を保ったまま気持ちの切替をしなければいけません。こんな事も含めて色々と課題が見えてきた有意義なプロジェクトでした。
東京芸術センターではベヒシュタイン、テレコムセンターではベーゼンドルファーを使わせて頂きました。個性は違いますがどちらもモーツァルトとの相性が良く、幸せを噛みしめながら(?)演奏させて頂きました。
(東京芸術センター月刊誌7月号に演奏会の記事が、8月号に私の拙文が掲載されております。よろしければご覧くださいませ。)



左上:東京芸術センター入り口付近
右上:同センター天空劇場

左下:テレコムセンター
右下:幕張テクノガーデン


7/21は4月に引き続き二度目の幕張テクノガーデンにお世話になりました。今回はソロ以外にヴァイオリンとのデュオも入れてみました。
とっても嬉しいお話なのですが、幕張テクノガーデンさんが現在のピアノ自動演奏装置の代わりに私のCDをビルのBGMに使ってくださるそうです!お立ち寄りの際シューマンやリストが流れていたらちょっと立ち止まって聴いてみてくださいね^^

このところ、テレコムセンターや幕張テクノガーデンのようなオフィスビルで演奏する機会が何度かありました。このようなコンサートは、主催者(担当者)=ビジネスマンですから、本来のお仕事の他にコンサートの準備をされるわけで、ちょっと考えただけでも大変な労力です。演奏する側にも関係者の並々ならぬ熱意、ご好意がひしひしと伝わってきます。そんなご苦労によって毎回足を運ばれる固定ファンも確実に増えているそうで、こんなところに音楽活動の原点みたいなものが見える気がしてなりません。

7/29は留学前最後となる演奏会でした。多摩市音楽家協会は地元での認知度が益々上がっているようで、途中で補助椅子を追加しなければいけないほどの超大入り満員でした!!演奏家にとってこれほど嬉しいことはありません!



演奏会と平行して生徒達の勉強会、コンクールの審査など教育活動も忘れてはおりません^^
生徒さんの上達ぶりを見ることが何と言っても私には最大のエネルギー源なのです♪でもちょっとやり過ぎだったようで、最近の暑さと留学の準備も相まってダウン。初めて点滴のお世話になることに・・・。数日後に迫ったノルウェー行きを前に一抹の不安がよぎります^^;
忙しいのは幸せなことだとは言え、健康は何物にも代えられませんね。気をつけます!

次回はノルウェーからの更新となる予定です♪せっかくなのでブログなど始めてみたいのですが。。
本格的な夏到来、皆様どうぞ夏バテなどなさいませんよう。
2006/5/31

更新情報:12/4エプタザールでのリサイタル写真をアップしました
       コンサート情報をアップしました

4/28は幕張テクノガーデンというオフィスビルでアトリウムコンサートに出演させていただきました。演奏会の告知が始まった途端知人二人から連絡が入り、偶然彼らの勤務地であると聞かされ驚きました!世間は狭いのですね〜。
当日はお天気も良く、ガラス張りのアトリウムは最高に気持ちが良かったです♪ちょうどお昼時、お日様の下での演奏となりました^^次回は7/21の予定。日焼け止め持参で行って参ります!!



***

ここでひとつご報告です。
このたび8月より12月までの一学期間、ノルウェー政府給費留学生としてベルゲン大学グリーグアカデミーで勉強することになりました。グリーグ没後100年となる来年に備えて、グリーグゆかりの地で見聞を広めることができたらと思っています。
迫り来るコンサートや色々な手続きに加え、英語やノルウェー語のことを考えると頭から煙が出そうですが・・・
出発まであと2ヶ月と少し、気を引き締めて頑張ります!
2006/4/21

このひと月の間に大変貴重な経験をさせて頂くことができました。今月北千住にオープンした「東京芸術センター」を記念したピアノコンクールの審査です。
ここは足立区の文化・芸術の発展を中心に据えた総合ビルで、近くには東京芸大の一部も移転予定だとか。最上階に自然光を取り込むことができる『天空劇場』があり、何とそこにはベヒシュタインと、日本初上陸のプレイエルのフルコンが入っているという、大変個性的なホールとなっています。
階下にはフレンチ・レストラン、映画館、フィットネスジム、カフェ、更にピアノサロンが二つもあり何とも魅力的♪
設計から管理・運営までされている建築家の村井敬氏によって開催された記念ピアノコンクールは、音大生を中心に、ハイレヴェルな演奏が繰り広げられました。
日本の学生さんは本当に良く弾けます。日本のピアノ水準、恐るべし!です。
奏法も想像以上に合理的な人が多く、感心することしきり。審査員一同、最後まで優勝者を予測することは出来ない状態でした。
ただ、ここでちょっと苦言を呈しますと、大多数の演奏が色彩感に乏しいと感じました。それと関連して、楽器全体や空間に対する意識がちょっと薄いなあと思わずにいられませんでした。まるで指先と鍵盤しか存在していないかのようではせっかくのフルコンを弾く意味が薄れてしまいますよね。これは日本の家屋事情によるところも大きいでしょうから、根深いものがあるかも知れませんが、、。
まったく、言うは易し、ですけど(笑)参加者の方々、どうかお許しくださいね!
でも、ピアニストの音というのは、歌手であれば声にあたるわけですから、最も基本となる大事な部分だと思うのです。猫が歩いても音の出る楽器だからこそ、自分にしか出せない音色というものを追求する意義があるのではないでしょうか。
村井氏によれば、このホールはわざとあまり響かないように作られているとのことでしたから、ここで(それもまだ弾き込まれていない楽器で)演奏された方々全員に拍手を送りたいと思います。
何よりも皆さんの演奏を聴かせて頂いたり、色々な方にお話を伺ったりと、自分自身多くのことを勉強させて頂きました。このような機会を頂けたことに感謝の気持でいっぱいです。


審査員一同で(中央が村井氏)

***

ところで、先月リリース致しましたCD“Fantasiestücke”がディスクユニオンの店頭に並ぶことになりました!以下の3店舗で扱ってくださるそうですので、お立ち寄りの際は是非ご覧になってみてくださいませ。

ディスクユニオン お茶の水クラシック館/新宿クラシック館/吉祥寺クラシック館

(2007.1.26画像アップしました)

ディスクユニオン・お茶の水クラシック館にて

2006/3/14

更新情報:discographyのページを追加しました
       12/26リサイタルin Kielの写真をアップしました
       7/13のコンサート内容が変更になりました
 

「二月は逃げる、三月は去る」とはよく言ったものですね。日付の感覚が麻痺したまま、あっと言う間に新年度突入となってしまいそうで、、。そうなる前に、まずはCDのご報告を。3月1日に、ようやくリリースする運びとなりました。長らくお待ち頂いた方々には大変感謝しております。また、ご感想など頂けましたら幸いです。演奏内容は皆さんのご判断にお任せするとして、個人的には裏ジャケットが気に入っています♪

もう受験シーズンも終盤。我が受験生はうまく弾けたかしら。。良い報告をお待ちしています^^
2006/1/26

もう明けまして・・・という時期ではなくなってしまいましたが、皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします!
ドイツでのリサイタルは直前まで時差ボケに悩まされましたが、何とか無事に終えることができました。
12/26と言えばドイツではクリスマス第2日目。前日から降り積もった雪でホワイトクリスマスになりました。雪の中の教会。何と幻想的・・・そして、何と寒いことか・・・!!
本番は前代未聞、横に電気ストーブを置いての演奏となりました(笑)どうやらその教会では珍しいことでは無かったようですが。。
途中で凍えて指が動かなくなったら・・・などと心配していた割に、気が付けば温かい拍手とブラボーのお声まで頂戴し、寒さなどすっかり忘れておりました。

(2006.3.14画像アップしました)




ちょうど一年前のこの日、タイであの津波を目の当たりにしていたことを考えると本当に感慨深いものがあります。以前は生きていることが当たり前で特別考えることもありませんでしたが、あの日以来「何かによって生かされている」「命あるうちに何かをしなければ」という気持が無意識に芽生えたような気がします。
“自分に与えられた使命”というのは何か分かりませんが、命あることに感謝し、苦しくても自分なりに信じた道を進んでいけたら、、、。考えると重くなってしまうのですが、とにかく前進あるのみです!

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ドイツから帰国してすぐ結婚式参列(もちろん演奏も)のため京都へ行き、その後はロータリークラブの新年会での演奏、オーディションの伴奏など暫く落ち着きませんでしたが、今日はレッスンも無く一人遅いお正月気分を味わっております^^今後のプログラムなど考えながら、あれこれ思いを巡らせておりますが、選曲が一番(?)楽しい作業かも知れません(笑)

それから、今月中に出来上がる予定になっておりましたCDですが、制作が少し遅れる模様で、2月中旬のお届けとなりそうです。
リサイタルでご予約いただいた皆様には大変申し訳ありませんが、どうか今暫くお待ちくださいませm(_ _)m
2005/12/22

今年は怒涛の師走、今までで一番バタバタしているかも知れません。
気が付けば4日のリサイタルが遠い過去のことのようです。ご報告がすっかり遅くなりましたが、お陰様で盛況のうちに終えることができました。当日は小雨の降る肌寒いお天気の中、ご協力くださった方々、聴きにいらしてくださった方々、本当にありがとうございました! 後日改めて写真をupしたいと思います。
今回は「スタミナ系になった」というお声をたくさん頂き、密かに喜んでおります^^線が細くてフランスものをよく勧められていた頃が懐かしいです。
アンケートを取ったわけではないのですが、お声をかけてくださった方の中では、「幻想小曲集」が一番印象深かったとおっしゃる方が多く、次に僅差で「ワルトシュタイン・ソナタ」でした。皆様のご感想は如何でしたでしょうか?

(2006.5.31画像アップしました)


Photo by Hiroaki Yamashita

リサイタルと前後して、初めてのCD制作に取り組みました。来月には皆様のお手元にお届けできる予定ですので、こちらもよろしければお聴きくださいませ。詳細はまた1月に。

昨日は生徒さんの勉強会なるものがありました。小さな会場での弾き合い会なのですが、これが効果てき面、どの生徒さんもいつの間に練習したのかしらと思う程上達していて、驚きました。ほんの数日前にできなかったことも難なくこなす姿は、逞しい限りです!普段のレッスンでじっくり学ぶことも大切ですが、人前で弾くことがやはり一番の早道なのですね。今回は何故か全員、本番が一番の出来、という珍しい会で楽しませていただきました。皆様、お疲れ様でした^^

さて、数時間後には4日後に迫ったドイツでのリサイタルのために機上の人となります。
ギリギリまで年賀状を書いたりと、こんな調子でドイツでうまくいくかちょっと心配ですが、現地ではクリスマスそっちのけで猛練習する予定です?! あとは祈るのみ、でしょうか(笑)

何はともあれ、今年も残すところあと僅か。皆様、どうぞ楽しいクリスマスと良い新年をお迎えくださいませ。

2005/11/1

気がつけばもう11月。リサイタルが一ヵ月後に迫ってきました。
何とか練習時間を確保しつつ、色々な雑務もこなさなければなりません。体力勝負です!

9月末から「修行」と銘打ってしばらく旅に出ておりました。今回はドイツでの講習を軸にイタリアまで足を延ばしてきました。ちょうどお天気が悪くて寒さに耐え切れず風邪をひいたりもしましたが、後半はお天気と共に何とか回復。
前回の秋吉台も山の中でしたが、いざとなったら自力で山から下りられる環境でした。
でも今回は、スーパーも無ければ薬局も無い、人口1200人の街(村?)、、。見渡す限りでは辛うじてパン屋さんが一軒、郵便局と銀行が一軒ずつ。
以前も何度かここに滞在したことがあるのですが、来る度にお店が減っていて、ちょっと悲しいです。住民は隣町まで買出しに行くそう。
風邪薬を持ち合わせていないと知って、親切な講習会場の管理人さんが買いに行ってくださいました。本当にいろいろお世話になりました。

講師はデートレフ・クラウス先生。ベートーヴェン弾きと言われた、かつての巨匠ヴィルヘルム・ケンプ氏のお弟子さんです。御年85歳!
最近は講習会で実践的な事柄を習うよりも、巨匠に接してその音を聴き、色々なエピソードを伺うという事に興味を覚えるようになってきました。自分自身、少しずつ年齢を重ねてきているということでしょうか。

夏にお世話になったメルジャーノフ先生の音も素晴らしかったですが、クラウス先生の音の響きも一音一音に奥行きがあって、また違った感銘を受けます。パールの輝き、と言いますか、、言葉ではうまく表現できませんが、録音で聴くケンプの音と非常に良く通じるところがあると思いました。
その昔、私の母は東京でケンプの生演奏を聴いたことがあるそうです。何とも羨ましい限りです!
ところで先生の手は、まさにピアノを弾くために存在するかのような形をしていて、指先がすご〜く幅広です。あの音の秘密はここにあるのかも知れません。

クラウス先生は生徒の演奏に対してあまり細かく指摘されませんが、非常に核心を突いたことをおっしゃってくださるように思います。
ここで得たものをリサイタルまでに少しでも活かせるようになればいいのですが^^

話は変わりますが、この間にショパンコンクールが開催されましたね。
第4位入賞のお一方、関本昌平さんは私の中高時代の恩師、二宮裕子先生の生徒さんです。
関本さん、二宮先生、おめでとうございます!!

2005/9/15

コンサート・インフォメーション」を更新、「過去の主な活動」のページを追加しました。

ようやく更新にこぎつけました。この夏は様々な経験を積むことができ、大変充実したものとなりました。
8月13日のひたちなか市でのコンチェルトは、シューマンということでオケとの絡みが難しかったのですが、本番では広い空間で思いきり楽しんで弾くことができました。ひとりぼっちで弾くことの多いピアニストにとって、オケと共演するというのは本当に幸せなことだとつくづく思います。次はモーツァルト、ショパン、グリーグあたりをやってみたいのですが、機会があるでしょうか??



8月28日は多摩市音楽家協会のコンサートで弾かせていただきました。回を重ねごとに地域での認知度が高まっているようで、今回は大入り満員に。



多摩のコンサートが終わって間もなく、山口県の秋吉台国際芸術村に勉強に行ってきました。お目当てはモスクワ音楽院のヴィクトール・メルジャーノフ教授。かつてリヒテルとロシアのコンクールで優勝を分かち合い、プロコフィエフの第6番ソナタを初めてレコーディングした伝説のピアニストです。
そして今回レッスンを受けたのは、その曲です!!あのプロコフィエフと親交のあった方から教えを受けられるなんて、夢のよう。。。
先生は86歳というご高齢にもかかわらず凄いエネルギーで次から次へと課題をくださり、毎回こちらがクタクタになってしまいました。それに、先生の弾いて下さる音の何と素晴らしいことか・・・。ピアノという楽器を知り尽くし、フルに活用した奏法。あんなに豊かに楽器を鳴らせるピアニストは他にいるんだろうか、と思うほどです。先生の音楽は、まるでピアノが生き物のようにしゃべるんです!!生の音を聴いているだけで、ここに来た甲斐があったと実感。
そんなとろけるようなレッスンの他に、音楽学の先生やスタインウェイの技術者等による講義が毎日、そして練習。
この講習会の凄いところは、24時間練習できること。講義やらレッスン、その他の聴講などに追われていると普通の時間に練習するのが結構難しくて、夜中から朝方にかけて練習、というのが日課になっていました。昔の芸能人はこうだったのかしら?というような細切れの睡眠で、密かに送っておいたワインを飲む機会もなかなか無く、、。しまいに無理やり寝酒として開けましたが^^;

そんな生活に慣れた頃戻って来て、短期間ですでに浦島太郎っぽくなっているのに笑ってしまいました。
煩雑な日常で音楽だけに専念するというのは至難の業ですが、出来る限り音楽的環境に身を置けたらなと思います。 睡眠は削らずに、ですけどね^^

2005/6/23

yoko-johannsen.comへようこそお越しくださいました♪
ついに念願のホームページを開設することになりました。このHPが皆様とのコミュニケーションの場となることを願ってやみません。


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